新型コロナウイルスの対策として、給付金に関して様々な案が出されていましたが、最終的に「国民一人当たり現金一律10万円を給付する」と発表しました。
「国民一人当たり」と言っていますが貰える為に条件はあるのでしょうか?
一部では、年金受給者や生活保護者等は対象ではないのでは?と言われていますが、実際どうなのでしょうか。
今回の記事では、10万円給付金は年金・生活保護の受給者は対象になるのか?についてまとめていきます。
目次
【10万円給付金】対象者は?
10万円給付が決定する前に、一番有力とされていた案は、新型コロナウイルスの影響で月収が減ってしまった世帯主などを対象に30万円を給付するというものでした。
これには賛否両論あり、「月収の減少を自己判断で申請する」や、「世帯主より配偶者の月収が多い場合もある」など、境界線をはっきり決めるのが困難だと言われていました。
そこで浮上したのが、「国民一人当たり一律10万円給付」案です。
記者会見で安倍総理が決定を明言したことにより、今後補正予算を組み替えるようです。
「所得制限を設けずに全国すべての国民一人当たり一律10万円給付」という言葉通りなら、国民である子供も、未成年者も、生活保護や公務員も所得や年齢に関係なく対象になるということになります。
【10万円給付金】年金受給の高齢者・生活保護の受給者は対象なの?
一部では、10万円給付金の対象者は、税金を収めていない人は対象外なのではないか?と憶測が広まっているようです。
そのため、年金を受給している高齢者や生活保護者は対象ではないのではないかと不安に思う声も挙がっています。
しかし、すべての国民に年齢に関係なく対象となるのなら、年金や生活保護の受給者も対象になるということです!
【10万円給付金】いつもらえるの?
国民全員に10万円配るとなると、約12兆円が必要と言われています。
2020年4月30日までに、この予算案の成立を目指して話し合いが行われています。
政府は当初、20日に補正予算案を提出し、24日までに成立させる方針だったが、一連の日程はずれ込む。自民党幹部によると、組み替えた予算案は20日に閣議決定をやり直し、27日にも提出。祝日の29日も審議し、30日成立を目指す。
引用:時事通信社
この予定によると、4月中に給付が行われることはないようです。
公明党の斉藤鉄夫幹事長は、「5月下旬から6月初旬には手元に届くようなスピード感を持って行うことが大切だ」と発言しています。
10万円給付金が貰えるのは5月下旬〜6月初旬と思っておいた方が良いですね。
政府は「急ぎ足で取り掛かる」と行ってきた割に少し遅いような気がしますね。
【10万円給付金】受取方法は?
2020年4月17日に生中継された首相の会見では、「郵送とオンラインを使用することを検討している」と話されていました。
しかし、現段階で具体的な事はまだ決まっておらず、郵送先やオンラインのシステムについても未定です。
ここでも、2009年に配られた定額給付金の例を見てみましょう。
この時の受取方法は、以下の3パターンから選ぶことが出来ました。
【過去に配られた定額給付金の受取方法】
- 市町村の窓口に行って、現金を受け取る。
- 市町村の窓口に行って、口座番号を伝え振り込んでもらう。
- 郵送で口座番号を伝え、振り込んでもらう。
しかし、2009年の時と違うことは、コロナの影響により外出自粛が出されていることです。
他に、2020年4月17日放送の「Live News it!」では今回の給付金の受取方法を下記のように予想しています。
【10万円給付金受取方法】
- 市町村の役所から申請書が封筒で届く
- 本人確認書類とともに申請書を返送、もしくは窓口に提出
- 振込、または現金でお金が給付される
この仕組みをネットでも申請できるようにするなどして使うことが考えられるようです。
いずれにせよ、受け取り方法が正式に公表されるのを待つしかないですね。
ネット上の反応
ネット上でも10万円給付金が年金受給者や生活保護者に対象になるか話題となっています。
https://twitter.com/hahumin/status/1250403615828635648?s=19
一律10万円給付を年金だから、生活保護だから、外国人だから、公務員だから配るなって人が多い。この非常時に何を呑気なことを言ってるの。全ての人に家族がいて、個々の事情を抱えながらコロナと戦っているというのに。ふざけんな。死にたくないのに死んだ奴がいるんだ。黙って10万貰って家にいろ!
— 甘すぎる無糖 (@idyOojJ7Aqiemil) April 16, 2020
一人10万円給付、お願いだから4000万人もいる年金受給者は対象外にしてほしい。今回ので収入減ってないんだし、もらう必要ないでしょ。どうせこの給付の分は、結局、所得税や社会保険料に跳ね返って現役世代が苦しむ羽目になるんだから、少しでも総額減らして欲しい。 https://t.co/o0aSNtScfi
— オノカイン (@nassynassyyo) April 15, 2020
ご覧の通り、年金受給者や生活保護者にも配るべきだ!という意見や、「現代世代が税金として後に負担しないといけないなら配らなくて良い」賛否両論あるようです。
まとめ
今回の記事では10万円給付金は年金・生活保護の受給者は対象になるのか?についてまとめていきました。
まだ正式に発表されていない手続きや受取方法など、具体的な内容の発表を待ちたいと思います。