2021年現在、世界で最も有名な日本人ボクサーといえば、
怪物(モンスター)井上尚弥さんです。
日本国内史上最速での16戦目で3階級制覇の偉業を達成し、WBSS(World Boxing Super Series)でバンタム級初代王者に輝きました。
ボクシング界での大成功を掴んでいる井上尚弥選手ですが、みなさんが気になるのが1試合当たりのファイトマネーと年収ではないでしょうか。
今回の記事では「世界最強」・「怪物(モンスター)」と世界から賞賛されている井上選手のファイトマネー・年収について詳しく調べてまとめていきます。
目次
井上尚弥のプロフィール
- 本 名:井上尚弥
- 愛 称:怪物(モンスター)
- 生年月日:1993年4月10日
- 出身地:神奈川県座間市
- 血液型:A型
- 身 長:163cm
- 利き腕:右
- 職 業:プロボクサー
- ジ ム:大橋ボクシングジム
井上尚弥選手がボクシングを始めたきっかけは今も井上選手のトレーナーとして支えられている父親の井上真吾さんがきっかけだったとのことでした。
父の真吾さんの仕事の合間に行っていたシャドーボクシングを見て、自分自身もボクシングをやってみたいといったことがきっかけだそうです。
アマチュア時代には父親真吾さんが経営していた井上ボクシングジムで練習をしていたとのことでした。
しかし、プロ転向に当たり、真吾さんはアマチュアの自分ではなく、プロでの実績あるジムのトレーナーに井上尚弥選手を預けようとしました。
しかし、尚弥さん本人が
「父は塗装業を経営していたのに、それを捨ててまで自分たちのトレーナーに就いてくれたからもっと頑張らなきゃと思うし、親子で二人三脚でやって世界王者になる事が一番意味がある事だから他の人では駄目」
と希望したことで父の真吾も専属トレーナーとして大橋ジム入りを果たしたとのことです。
父親と一緒ではないとダメだというところに家族愛を感じますよね。
そして、有言実行で世界王者を取るというあたり本当にすごいですね!
これまでの獲得タイトル
そして、ボクシングを始めてから数々のタイトルやタイトルや記録を樹立していきます。
アマチュア時代
・新磯高校1年:インターハイ・国体・選抜の三冠を達成
・新磯高校2年:世界ユース選手権ベスト16
・インターハイベスト8
・国体優勝
・全日本アマチュア選手権準優勝
・新磯高校3年:インドネシア大統領杯国際大会金メダル
・インターハイ優勝
・全日本選手権優勝+技能賞獲得
まさにボクシングエリートです!そして、
高校生初のアマチュア7冠を達成!!
プロ時代
2012年に大橋ボクシングジムに入門して、プロキャリアをスタートしています。
ちなみに、大橋ボクシングジムに入門する際の契約書に記載されているものはなにかご存知でしょうか?
契約書に記載されている文章
【強い選手と戦う。弱い選手とは戦わない。】
まさにボクシングで世界を取るための契約ですね。一昔前にいた自分より弱い選手とばかり試合を組んで戦績を上げていくような真似はしたくないとのことでしょうね。
また、ボクシングジムに相手をマネジメントされることも嫌ったようですね。
・プロ6戦目:世界王座獲得(当時最速)
・プロ8戦目:2階級制覇達成
・ファイトニュース・ドットコム2014年年間MVP獲得
・2014年最優秀選手賞
・2014年KO賞
・プロ16戦目:3階級制覇達成
・WBSSバンダム級初代王者
まさに怪物(モンスター)の異名にふさわしい記録です。
そしてこれまでのプロ入り後の戦績ですが
20戦 20勝 (17KO) 無敗
で、KO勝利率が脅威の80%超えとまさにモンスターな記録を持っています。
無敗記録はまだまだ続いていきそうです。
- 1戦目 vsクリソン・オマヤオ 勝利(4R 2:04 KO)
- 2戦目 vsガオプラチャン・チュワタナ 勝利(1R 1:50 KO)
- 3戦目 vs佐藤友樹 勝利(10R 1:09 TKO)
- 4戦目 vs田口良一 勝利(10R 判定3-0)
- 5戦目 vsヘルソン・マンシオ 勝利(5R 2:51 TKO)
- 6戦目 vsアドリアン・エルナンデス 勝利(6R 2:54 TKO)
- 7戦目 vsサマートレック・ゴーキャットジム 勝利(11R 1:08 TKO)
- 8戦目 vsオマール・ナルバエス 勝利(2R 1:20 KO)
- 9戦目 vsワーリト・パレナス 勝利(2R 1:20 KO)
- 10戦目 vsデビッド・カルモナ 勝利(12R 判定 3-0)
- 11戦目 vsペッバーンボーン・ゴーキャットジム 勝利(10R 3:03 KO)
- 12戦目 vs河野公平 勝利(6R 1:01 TKO)
- 13戦目 vsリカルド・ロドリゲス 勝利(3R 0:59 TKO)
- 14戦目 vsアントニオ・ニエベス 勝利(6R 終了 TKO)
- 15戦目 vsヨアン・ボワイヨ 勝利(3R 終了 TKO)
- 16戦目 vsジェイミー・マクドネル 勝利(1R 1:52 TKO)
- 17戦目 vsファン・カルロス・パヤノ 勝利(1R 1:10 TKO)
- 18戦目 vsエマヌエル・ロドリゲス 勝利(2R 1:19 TKO)
- 19戦目 vsノニト・ドネア 勝利(12R 判定3-0)
- 20戦目 vsジェイソン・モロニー 勝利(7R 2:59 KO)
井上尚弥選手のファイトマネー(一試合)は?
そして気になるのがモンスター井上尚弥選手のファイトマネーです。
一番直近での試合がジェイソン・モロニー戦でこの試合は本場ラスベガスでの試合を行っています。
試合内容は下記になります。
2020年10月31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスのMGMグランドにてWBA世界バンタム級3位、WBC4位、IBF4位、WBO1位のジェイソン・モロニーと対戦しました。
この試合は軽量級ながらメインに抜擢され、さらに新型コロナウイルスの影響で無観客試合で行われました。
試合は終始井上がペースを握り、6回にはカウンターの左フックでダウンを奪い、さらにカウンターの右ストレートで7回2分59秒KO勝利を収め、見事聖地ラスベガスでの白星デビューを果たしました。
この試合でWBA王座4度目、IBF王座2度目の防衛に成功しています。
そして驚くべきはこの試合のファイトマネーです。
本場ラスベガスでの試合ということもありますが、この試合は新型コロナウイルスの影響で無観客試合で行われています。
そうした状況にも関わらず、ファイトマネーは破格の1億円だったそうです。
一試合で一億円です。正確には井上選手は7回2分59秒で勝利していますので、
33分59秒で1億円を手にした計算となります。
しかし、世界にはこれ以上のファイトマネーを稼ぐボクサーはごまんといます。
その代表格となるのが、フロイド・メイウェザー・ジュニア選手です。
メイウェザーは世界で最も稼ぐスポーツ選手としても有名です。
そんなフロイド・メイウェザー・ジュニアが最も高かったファイトマネーとして有名なのが、マニー・パッキャオとのボクシング世界ウェルター級王座統一戦です。
2015年5月2日(日本時間5月3日)にアメリカ・ラスベガスで行われた、
フロイド・メイウェザー・ジュニアとマニー・パッキャオのボクシング世界ウェルター級王座統一戦では、わずか1試合のタイトルマッチに両者あわせて
3億ドル(約360億円)以上という巨額のファイトマネー+PPV報酬
が支払われた。
なんと両社合わせて360億円以上のファイトマネーです。
これはフルラウンド(12ラウンド)を闘った場合でも、1ラウンドあたり約15億円となります。
つまり1秒あたり約830万円稼ぐ計算で、仮に1ラウンドで勝負が決した場合は最低でも1秒あたり1億円というリアルに「秒速で1億円を稼ぐ」計算になります。
このファイトマネーと比べると井上尚弥選手のファイトマネーはまだまだと言えます。
今後は井上尚弥選手もより世界的に有名な選手になることでメイウェザー選手に匹敵するファイトマネーを手に入れてほしいですね。
井上尚弥選手の年収は?
井上尚弥選手の年収(ファイトマネーやスポンサー料)を合わせたものを予想します。
まずは、2020年には前述したジェイソン・モロニー戦の一戦のみの試合です。
そのため、ファイトマネーとしては1億円となります。
マネジメント料が約30%と言われていますので、井上尚弥選手への手取りとしては、
7000万円となります。
さらに、井上選手が契約しているスポンサー料や著書、放送権利料などがあります。
その他にもCM料などが主な収益になるでしょうか。
井上尚弥選手はWOWWOWやSixpadなどの共同出資などがあります。
そうしたものを加味すると、ファイトマネー以外にも約1億円程度の収益があると予想します。
それを踏まえると、井上尚弥選手の年収としては、1億7000万円の年収があるのではないかという予想になります。
まとめ
井上尚弥選手のファイトマネーや年収について記事をまとめました。
記事をまとめると、
- プロ20戦無敗のモンスターボクサー
- ファイトマネーは一試合当たり1億円
- 年収は1億7000万円程度ではないか
ということになりました。
井上尚弥選手はまだまだ発展途上の選手でこれから世界のボクシング界をリードしていくような存在です。
今後はより世界で活躍することによりより大きいファイトマネーを獲得できると思います。
日本人を代表してより高みにいけるように皆さんで応援し続けたいですね。