人気YouTuber&起業家としても活躍されるヒカルさん。
ヒカルさんと言えば、2017年に「VALU」という仮想通貨での大炎上が有名です。
今回の記事では、「VALU」の一連の騒動について分かりやすくまとめていきたいと思います。
目次
「VALU」とは?
そもそも、ヒカルさんの炎上理由の発端となった「VALU」とはなんなのでしょうか?
名前の由来 : 「VAL(VALUE=価値) + U (YOU=あなた)」
個人が株式会社のようにVAとよばれる擬似株式を発行することができ、売りに出されたVAは自由に売買することができる。取引は全てビットコインを用いて行われる。
引用:Wikipedia
VALUは、夢や目標をどう実現していいかわからない方、金銭的な理由で実現できない方などが、継続的に支援者を募れる場所をつくりたいという思いで開発しました。発行主の情報、タイムライン、優待情報などをご確認いただき、皆様の「応援したいVALU」が見つかると幸いです。
— VALU (@VALU_official) June 6, 2017
VALUは2017年5月にスタートしたサービスで、2020年3月末でサービスが終了しています。
VALUの魅力のポイントは、
- VALUの価値は変動することと
- VALUを買った人は売ることも出来る
ということです。
厳密にいうと仕組みは違いますが、株式と同じように誰かがVALUを買って価値が上がったら売ることでその差益を得ることが可能です。
ビットコインを使った擬似的な株式(VA)を発行することで、自分自身の価値を売買できるというもの。
つまり、仮装株式市場である「VALU」において、
と自由に売買ができるというシステムです。
【分かりやすく】ヒカルの「VALU騒動」大炎上理由まとめ!
今回の騒動の場合、まず個人であるヒカルさんが疑似株式VALU(以下:VA)を発行して売りに出し、ヒカルさんを応援したい別個人がVAを購入していました。
ヒカルさんが炎上してしまった原因としては、
- 買い煽りから売り逃げは詐欺じゃないの?
- インサイダー取引ではないの?
の上記2点です。
わかりやすく1つずつ解説していきたいと思います。
①買い煽りからのVAの高値売り抜けで大炎上!
ヒカルさんは2017年8月10日にYouTuberのラファエルさん、禁断ボーイズのいっくんさんらと共にVALUを開始。
人気YouTuberという背景もあり連日ストップ高での買い注文が続いていました。
ところが8月15日になって事態は急変。
ヒカルさんらが突然、何の告知もなく所持していた全VAを自ら売りに出してしまったのです。
それにより、高騰していたVAは暴落。
ラファエルさん、いっくんさんもほぼ同時期に全VAを放出し結局、ごく初期にVAを買っていた一部の人を除けば、株主(VALU保有者)のほとんどが大打撃を受けることとなってしまったのです。
ヒカルさんらは数千万円単位の利益を得たとも言われていますが、ヒカルさんを応援していた投資家たちには多額の損益が出ることとなりました。
株主からは当然、ヒカル氏らへの批判が殺到し炎上状態に。
ヒカルのVALUで死んだ
今日、優待発表するって言うから
今日のストップ高で買い入れてたら
昨日の終値で50000万VALU全部売ってきたw
まだマイナス20万円表記だけど、もう売れないっしょ・・・
これ以外にラファエルも買っちゃったよ
ヒカルは昨日の煽りTwitter消してるし pic.twitter.com/LVW1UzCx4p— 羊飼いFX &CFD★🐰メイン (@hitsuzikai) August 15, 2017
更に問題視されたのは、ヒカル氏が当初自身のページ内に掲載していた「優待(VALU保有者が受けられる特典)」についての記載を削除していたことです。
これについてネット上では「優待で買いを煽っていた」「市場操作になるのでは」といった声もあがり炎上する事態となりました。
②インサイダー取引疑惑?関係者も売却利益を得ていた!
ヒカルさんたちがVAを売却したのと同じ頃、VAZ(ヒカルさんが所属していたYouTuber事務所)の顧問である井川拓哉氏もヒカルさんたちのVAを売却していました。
これが「インサイダー取引にあたるのでは?」とネット上で批判が相次ぎました。
【インサイダー取引とは?】
「重要事実」とされる会社の内部情報を知る規制対象の関係者が、情報が公表される前に会社の株券や新株予約権を売買する行為。
このインサイダー取引は金融商品取引法によって禁止されています。
ヒカルさん関係者である井川氏が同じ時期にVAを売却している様子は、まるでヒカルさんたちと手を組んで、
というように見える為、詐欺行為と疑う方が多くいたのです。
実際にはVALUは法整備されていないために、この取引自体が「詐欺に当たる」ということではないようですが、ヒカルさんは法律的にはグレーの部分をついてインサイダー行為を行ったのではないか?と言われています。
こうした一連の騒動を受け、ヒカルさんは8月17日にTwitterでコメントを発表。
全てのビットコイン(5465万円相当)を使って自社株買いを行います! pic.twitter.com/FY2LqvqKnT
— ヒカル【NextStage】 (@kinnpatuhikaru) August 16, 2017
ヒカルさんの投稿内容を要約すると、
- 「自分たちの価値を比べて、誰が一番価値のある人間かを競う」という動画の企画だった
- 「お騒がせして本当にすみませんでした」と関係者に謝罪
- 「インサイダー取引はしておらず、VALU保持者への期待をあおってVALUの価格を吊り上げるようなことはしていない」
- 「わざわざ数千万のために自分の信用を落とすような小銭稼ぎはしません」と、もともとVALUで利益を得るつもりはなかった
そして、これまで売却したすべてのVA(5465万円相当)については、過去最高値で“自社株買い”を行うと発表(ラファエル氏、いっくん氏も同様)すると報告しました。
活動休止から現在まで
一連の「VALU騒動」を受け、黒髪に染めたヒカルさん、いっくん、そして仮面ではなく眼鏡とマスクをしたラファエルの3人がスーツを着て謝罪する動画を投稿。
ヒカルさん、いっくん、ラファエルさんの会社「NextStage」は解散し無期限の活動休止を発表したのです。
しかし、この動画の中でVALU社が当初から企画に関与していたという表現については事実ではないとして、VALUが声明を発表。
【ヒカル氏の動画における当社への不適切な言及について】https://t.co/hIF6dQfzJA
— VALU (@VALU_official) September 4, 2017
これにより、さらなる炎上を生む事態となります。
ヒカルさん達の動画の中では、「VALU社が当初から企画に関与していた」という表現をされていますが、事実ではないとしてVALUが声明を発表。
【ヒカル氏の動画における当社への不適切な言及について】https://t.co/hIF6dQfzJA
— VALU (@VALU_official) September 4, 2017
無期限活動休止中には、シバターさんがずっとヒカルの無実を訴えていました。
時には、この炎上に便乗するかたちで復帰の時期を視聴者にゆだねる動画を投稿されています。
「復帰してほしい」派と「帰してほしくない」派のそれぞれの意見が議論を呼ぶこととなりましたが、活動休止中の間ヒカルさんを取り上げてくれていたようです(^^)
そんな中、ハワイや沖縄でヒカルとラファエルの目撃情報が挙がりました。
ハワイ で まさかの
YouTuber ヒカル ラファエル まえす
と遭遇!!笑— まこ (@mkt_1011_p2) October 22, 2017
そのことから、「復帰は近いのでは・・?」と話題にもなり、復帰を待つファンも多くいました。
そして、騒動から2カ月半の時を経た2017年11月18日にヒカルさんが動画を投稿。
「ヒカルの今」というタイトルで、ヒカルさんの実の兄であるマエスと親交の深いラファエルさんがハワイで、行方不明になったヒカルを探すという話から、復活・復帰動画は始まります。
動画は30分以上と長いものでしたが、その中には、いままでヒカルがお世話になったメンバーや店長が出演し、ヒカルについてコメント。
事実上、復帰動画と思わせるような映画のような動画でした。
ヒカルさんは、Twitterでも復帰を報告されています。
「これまでの良かった点はそのままに至らなかった点をしっかりと改善し今後は休止するようなことがないよう心掛けるつもりです」
「待っててくれた皆さんありがとうございます。それがすごく幸せです」
同日には「VAZ」もヒカルさんの活動再開を正式に発表されています。
ヒカルさんが2017年11月18日に復帰されたのに生い立ち、
- 禁断ボーイズは2017年11月2日~
- ラファエルさんは2017年11月15日~
動画投稿を再開されています。
これで騒動の中心人物であった全てのメンバーが復帰したことになります。