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【半沢直樹】歌舞伎役者がなぜ多い?顔芸・悪役など共通する3つの理由

7月19日に続編スタートした「半沢直樹」は視聴率も高調でとりわけ注目を集めています。

半沢直樹の続編では、歌舞伎役者が4人も出演しており多すぎる歌舞伎役者の出演が気になる声も上がっています。

今回の記事では、【半沢直樹】歌舞伎役者が多いのはなぜ?近すぎる顔芸が理由だった!というタイトルでお送りします。

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目次

【半沢直樹】歌舞伎役者が多過ぎる!

「半沢直樹」出演する役者は、歌舞伎役者は下記の4人います。

  • 香川照之
  • 片岡愛之助
  • 尾上松也
  • 市川猿之助

香川照之 : 大和田常務役

本名 : 香川照之

歌舞名 : 市川中車(いちかわ・ちゅうしゃ

9代目市川中車(いちかわ・ちゅうしゃ)の名を襲名し、45歳で歌舞伎役者となった異例の経歴を持つ歌舞伎役者。

「半沢直樹」前作から出演している大和田常務役の香川照之さん。

小馬鹿にする煽り演技が絶妙ですよね。

迫真の演技と共に繰り広げられる顔芸にも注目が集まっています。

ドラマの中でも常に話題の中心にいる人物です。

市川猿之助 : 伊佐山泰ニ部長役

本名:喜熨斗 孝彦(きのし たかひこ)

歌舞名 :市川猿之助

2012年6月、二代目市川亀治郎改め、四代目市川猿之助を襲名。歌舞伎における立役、女方、舞踊に至るまで、優れた理解力と表現力に富む。女方を多く勤めた亀治郎時代を経て猿之助を襲名。

「半沢直樹2」から登場となった伊佐山泰ニ部長役の市川猿之助さん。

二代目市川猿翁(三代目猿之助)は伯父、その長男の俳優の香川照之(九代目市川中車)とは従兄にあたります。

第2話では、「詫びろ詫びろ詫びろ詫び詫びろォ!」と呪文のように言葉を浴びせたのが強烈的な印象でした。

大和田常務に継ぐ程の悪役感満載で、歌舞舞台上の市川猿之助さんそのものです!

片岡愛之助 : 黒崎駿一役

本名 : 片岡 寛之

歌舞名 : 片岡愛之助

歌舞伎とは無縁の、スクリュー製造工場を営む家庭で育つ。1977年に習い事の一環として受験した松竹芸能の子役オーディションに合格し芸能界入り。1981年、子役としての演技と歌舞伎への関心の高さを十三代目片岡仁左衛門に見出され、二代目片岡秀太郎の誘いで片岡一門の部屋子へ転身。

「半沢直樹」当初からなぜか強烈なオネェ口調で人気を博している黒崎駿一役の片岡愛之助さん。

プライドが高く神経質、何故かオネエ口調。

激高した時に部下の急所をつかむという個性的なキャラクターは「逆に愛着が湧く」と、視聴者にも大きなインパクトを残し愛されているキャラクターです。

尾上松也 : スパイラル社長瀬名洋介役

本名 : 井上 龍一

襲名歴 : 尾上松也

尾上松也さんの屋号は音羽屋、紋は抱き若松。5歳で『伽羅先代萩』を飾りその後も子役として数々の賞を受賞。

10代後半から20代前半は、女形を中心に、父・松助が所属する、七代目尾上菊五郎率いる菊五郎劇団で活動してきた。

ドラマの初期では、怒鳴り散らす場面が多かったスパイラル社長瀬名洋介役の尾上松也さん。

会社社長の気迫溢れた演技は、歌舞伎役者ならではで、鬼気溢れた顔芸にも注目です。

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【半沢直樹】歌舞伎役者がなぜ多い?顔芸・悪役など共通する3つの理由

ネット上を確認してみると、【半沢直樹】に出演する俳優が「歌舞伎役者だらけ」という意見が多く寄せられています。

https://twitter.com/momoyazaasai/status/1287693662260846593?s=19

https://twitter.com/Dif1ogzssV4DDcZ/status/1292323450837708802?s=19

「半沢直樹」の前作から出演している香川照之さんに加えて、後作では歌舞伎俳優が4人に増えています。

その理由については、下記の理由があるようです。

歌舞伎役者ならではの顔芸に理由があるようです。

①半沢直樹の演技と対抗するため

1つ目の理由は、半沢直樹を演じる堺雅人さんの演技と対抗する為と言われています。

歌舞伎俳優が起用されているのは、堺さんの演技に対抗するためでもあるそうです。前作で香川さんの見せた土下座は、“伝説”と言われるほどドラマの痛快さを盛り立てました。また、片岡さんの女性的な話し方をするキャラも大ウケ。歌舞伎には男性が女形を演じる慣しがあるので、説得力を出すために片岡さんをオファーしたそうです」(前出・テレビ局関係者)

引用:livedoorニュース

半沢直樹は、「やられたら、やり返す!倍返えしだ!」の名言をモットーに悪質上司にも屈することなく立ち向かいます。

その姿は視聴者の心をグッと掴んでいますよねw

その演技は、監督に「自分よりも役を熟知している」と絶賛されるほどで高視聴率を誇ったのも堺雅人さんのキャスティングを挙げるほど。

福澤克雄監督(56)は前作で、堺さんを『自分よりも役を熟知している』と絶賛。高視聴率を得た要因に、堺さんのキャスティングを挙げていました。

引用:女性自身

この堺雅人さん演じる半沢直樹と対等に渡り合う演技ができるのは普段から舞台上で大迫力を魅せる歌舞伎役者なのです。

歌舞伎役者達でキャストを固めることで更に半沢直樹の迫力に厚みを増しているのですね。

②歌舞伎界の技が顔芸そのもの!

「半沢直樹」といえば、顔芸ですよね!

テレビ画面いっぱいにキャストの顔を映し、キャラクターの激情を伝える演出が有名です。

実は、その顔芸こそが歌舞伎でされている「外連味(けれんみ)」そのものなのです。

「外連味(けれんみ)」とは?

主に歌舞伎や人形浄瑠璃に多く見られる放れ業、早変わり、宙乗りなどの「奇抜さを狙った派手な演出」ことを指します。

そして、半沢直樹の決めゼリフ「倍返しだ!」というのは、歌舞伎でいう「見得(みえ)」と同じです。

見得とは?

感情の高まりなどを表現するために、演技の途中で一瞬ポーズをつくって静止する演技をさし、その人物をクローズアップさせる効果があります。慣用句として使用される「大見得(おおみえ)を切る」[自信たっぷりに装い、大げさな言動をとる]という言葉は、歌舞伎からきています。

この見得という行為は、大和田部長など悪役が、憎たらしい表情を見せ、口をゆがめてせりふを吐くなど、視聴者の敵愾心(てきがいしん)をあおる演出などにも取り入れられています。

半沢直樹で繰り広げられる顔芸は、まさしく歌舞伎役者さんが得意とする技なのです。

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③半沢直樹の世界観を作り出す為

実は、半沢直樹の世界観感と歌舞伎の世界観が一緒なのです。

半沢直樹は、父親が融資を受けれずに自ら命を断ってしまうところから始まっています。

半沢直樹は父親の無念を晴らす為に銀行のトップに立ち、内部から変えていこうと奮闘する物語です。

その途中では、大和田常務や伊佐山部長などの悪役に行く手を邪魔され激しいバトルを繰り広げます。

そのストーリーが、最後には悪役をどんどん叩きのめしていく「勧善微悪」の歌舞伎でいう「敵討ち」そのものなのです。

『半沢直樹』で展開する「忠臣蔵」のような仇討ちも、赤穂浪士ではなく、スーツを着たサラリーマンがやるからこそ見ていられるのだ。逆に時代劇を娯楽のひとつとして認識している昭和生まれには、『半沢直樹』は時代劇の二次創作(転生もののようなシチュエーション違い)としてすんなりと楽しめる。

引用:Realsound

原作者・池井戸潤さんも以下のように語っています。

原作者の池井戸潤さんが「チャンバラ活劇、時代劇である」と語っていることがわかった。

半沢直樹の世界観をつくりあげるキャストとして最適なのが歌舞伎役者たちなのです。

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まとめ

今回の記事では、【半沢直樹】歌舞伎役者が多いのはなぜ?近すぎる顔芸が理由だった!というタイトルでお送りします。

半沢直樹で歌舞伎役者たちの出演が多い理由は、

  1. 半沢直樹の演技と対抗するため
  2. 歌舞伎界の技が顔芸そのもの
  3. 半沢直樹の世界観を作り出す為

という理由があったのですね。

現代の若者にはあまり受け入れられない時代劇やチャンバラなどは、同じ世界観が含まれる「半沢直樹」だからこそたくさんの方に愛される作品になったようですね。

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